【NEW RELEASE】
colobs 『詩的テクノロジーの憧憬』特設サイト
track list
01. 共存と調和
02. 海底人
03. 消えた
04. ぼくの頭の中の水槽
05. つちのなか
06. 今日は雨
07. 冥王星よりも遠い
mona records
<#SLMN-1035>
2014/03/19 ¥1,620
【アーティスト・コメント】
coba84 様
キーボーディスト、コンポーザー、アレンジャー、トラックメイカー。MIYAVI、che'nelle、JASMINEを始め数々のアーティストのライブサポート、レコーディング、制作に参加。自身のバンド、wood solid dance jamでも活動中。
至って心地よいPOPな作品かと思ったらとんでもない!随所にセンス溢れる遊び心満載の良作だった~~!!!各曲アレンジされた音がバッチリ全て前面に飛んできてリスナーに突き刺さるような、そして、余計な事をしてない事に潔さも感じました。デジタルな音とアナログな音のMIX具合も素敵で、音に迫力もあって聞き応え十分!!7曲とは思えない程の物凄い満足感。是非一度お聞きしてみてはいかがでしょうか!?
[.que] 様
徳島県出身、大阪府在住の音楽家。アコースティックギターを基調に、繊細なエレクトロニクス、柔らかで清涼感溢れるサウンドを奏でる。高橋幸宏氏を審査員に迎えた楽曲コンテストFRED PERRY / WHY?にて優秀楽曲として評価される。コンポーザー、サウンドデザイナーとしても活動しており、TVやラジオまた webや映像作品の楽曲制作、楽曲提供等、その活動は多岐に渡っている。
ロック、アコースティック、時折混じるエレクトロニクス。懐かしさを感じるサウンドから、ダンサンブルなナンバーまで。すべてをひっくるめても、この世に存在しなかったcolobs唯一の世界観。ふわり、ゆらりと浮かぶ世界がそこにはあった。
fryadlus 様
岐阜県出身、平成生まれの古谷佳大によるソロユニット。生楽器や環境音などを高い構成力で組み合わせたポップでキラキラとした物語性のある楽曲を特徴とし、無名でありながらcokiyu、[.que]らが参加したBunkai-Kei recordsのコンピレーションへ参加を果たし、その他いくつかのコンピレーションに参加。ライブではその場でサンプリング・ループを行うパフォーマンスを展開。ジャンルに捕われない豊かな音楽をふらふらと楽しみながら模索する。
楽曲から滲み出る暖かさと独特の世界観は単なるロックやポップスと一線を画しているように感じます。ノイズだらけの日々の生活,そしてその中で思うこと,感じることを詩として作ったときに生まれる歪みがブレイクビーツや雑音,エレクトロニカな手法を通して表現され,より一層,詩の世界と現実が曖昧に感じられます。まさに詩的テクノロジーな作品です。
akayaka (あかやかP) 様
音楽家/ニコニコインディーズ・コミュニティオーナー。 飾らないが芯をつくサウンドと歌詞が特徴であり、エレクトロニカ・アンビエント等の電子音による癒しのサウンドに定評がある。
colobsさんといえばニコニコインディーズ(※1)に投稿されている数あるバンド・ユニットの中で紡ぐ音も言葉もひとつ飛び抜けた、個人的にずっと気になっているユニットのひとつでした。
ふと聴けばすっと耳に馴染む、でもさらりとは聴き流せない。聴けば聴くほど、じわりじわりとその味が滲み出てくる。どこか懐かしい、でもさりげなく新しい。そんなアルバムだと思います。
※ ニコニコ動画で、VOCALOID周辺以外のオリジナル曲をまとめるカテゴリ/タグ。2009年4月開設、2011年12月より公式カテゴリ化。
まつもとたくお (K-POP番長) 様
音楽ライター。「バンチョーレコード」運営、各紙コラム執筆等。
ロック? フォーク? エレクトロニカ? それともミュージック・コンクレート?どんな語句を使っても、うまく言い表すことができない個性的なサウンド。そういうタイプにありがちな高尚な雰囲気は「ゼロ」で、人懐こいポップなメロディーがたくさん詰まっている。 宅録派と思いきや、ライブハウスで演奏する彼らも相当かっこよくて見ごたえあり。 日本にいるんだ、こんな素敵なバンドが!
椎名もた (ぽわぽわP) 様
幼少の頃よりギター、ドラム、エレクトーンなどの楽器を嗜んでおり、中学2年(14歳)の時よりDTMを始める。その後、動画共有サイトに自作曲を投稿、再生数10万を超える幾多の楽曲、多数のメジャーコンピレーションへ参加。VOCALOIDシーンから生まれ、電子音楽シーンに舞い降りた、弱冠17歳の驚異。
一曲目「共存と調和」から全体を通して大幅なブラッシュアップがされており、ニコニコインディーズから聞いていたファンにもとても響くと思います。全国流通盤ということで、これを機にまたcolobsの音、詩世界が広がると思うと楽しみでたまりません!これからもずっと応援しています!
伊藤螺子 様
小説家。トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作家。
colobsの音楽を聴いていると、流麗なメロディと細やかなテクスチャの向こうに、誰もいない水族館にとり残されたような、たまらない孤独があるのに気づく。それはどこからくるのだろうと考えたとき、名前の由来とおぼしき猿・コロブスのことを何気なく検索したことを思い出した。同じ霊長類のチンパンジーに襲われ、捕食される猿。その名前の綴りはcolobusだった。なんだか妙に、腑に落ちた気がした。colobsの歌には、あらかじめ"u"ーー「あなた(you)」が失われた空白が、通底音のように流れている。すぐそばにいるのに、冥王星よりも遠い「あなた」。彼らの歌うその不在の感覚こそが、心のがらんどうの奥に届くのだ。この音楽は、きっと「あなた」の哀しみにも似ている。